カテーテルアブレーションのこと

知っているから準備ができる

カテーテルアブレーションの歴史

カテーテルアブレーションという治療法が登場するまで、不整脈の非薬物治療では外科的手術で直接心臓の異常な部分を治療していました。しかし、胸を開き、人工心肺を用いて心臓を一時的に止めるという大手術になるため、患者さんの受ける体の負担はとても大きなものでした。そこで、胸を切らなくても良い、カテーテルアブレーションが開発されたのです。カテーテルアブレーションは、1982年にアメリカで初めて臨床応用されました。日本でも1994年から保険適応となり、その後は急速に普及が進みました。現在では、国内で年間6万例以上のカテーテルアブレーションが行われています*
*2015年(2016年度実施・公表)一般社団法人日本循環器学会 循環器疾患診療実態調査(JROAD)より
カテーテルアブレーションに用いられる機器も、時代とともに改良が重ねられてきました。近年では、心臓の電位情報(心内心電図)やカテーテルの位置情報をリアルタイムに表示する3D マッピング装置や、生理食塩水でカテーテルの先端を冷却しながら治療を行うイリゲーションカテーテル、カテーテル先端に冷却剤を注入して組織を凍結させる冷凍アブレーションカテーテルなどが登場し、治療の安全性と有効性の向上に貢献しています。